

新しい花が咲く:ぼんぼん彩句
宮部みゆき 出版社/新潮社 価格/¥935
寿退社後に婚約破棄されたアツコが、行く当てもなく乗り込んだ路線バスの終点で見たもの。学級閉鎖で留守番中のアタル君が巻き込まれた不可思議な事件。自殺同然の事故で兄を亡くした妹が、偶然出会った女子中学生。俳句から着想を得て生まれた物語は、十七音の枠を超え、色彩豊かな無限の世界へ広がってゆく。人生の機微を掬い取るように描く、怖くて、切なくて、涙を誘う、極上の短編集。※『ぼんぼん彩句』(角川書店/2023年刊行)改題※


人間標本
湊かなえ 出版社/KADOKAWA 価格/¥924
人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな――。ひどく損壊された6人の少年の遺体が発見されると、社会はその事件の異様さに衝撃を受けた。大学の生物学科で蝶の研究をする榊史朗は、蝶の世界を渇望するあまり、息子を含む6人の少年たちを手にかけたと独白する。蝶に魅せられ、禁断の「標本」を作り上げたという男の手記には、理解しがたい欲求が記されていた……。耽美と狂おしさが激しく入り乱れる、慟哭のミステリ。


血脈のナイトメア 天久鷹央の事件カルテ
知念実希人 出版社/実業之日本社 価格/¥880
心臓移植を受けた医学生・北川彰二は手術後、心当たりのない「記憶」を毎日夢にみるようになった。それも見知らぬ森の中で誰かに襲われ、頭を殴られる夢を。「臓器の記憶」の謎に興味をもった天久鷹央は小鳥遊優とともに調査を始めるが、心臓のドナーは暴力団の若頭だったことが発覚し…。果たして、人間の記憶は脳以外にも宿るのか?現役医師が描く本格医療ミステリー!
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コンビニ兄弟5:―テンダネス門司港こがね村店― | 町田そのこ | 新潮社 | ¥649 | |
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爆弾 | 呉勝浩 | 講談社 | ¥1,067 | |
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国宝 上下 | 吉田修一 | 朝日新聞出版 | ¥880 | |
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ザ・ロイヤルファミリー | 早見和真 | 新潮社 | ¥990 | |
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想いをつなぐメス:俺たちは神じゃない3 | 中山祐次郎 | 新潮社 | ¥781 | |
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満月珈琲店の星詠み ~星遣いたちの夜~ | 望月麻衣 | 文藝春秋 | ¥792 | |
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台北アセット | 今野敏 | 文藝春秋 | ¥847 |








